残念で悔しくてたまらないです。
今年こそはと場所を変えてまで有観客開催に向けてスタッフ一同がんばってきました。
しかし昨今の社会情勢を鑑みて健全な運営の為にはオンラインフェスに変更するしかないと判断しました。中止にはしたくなかったのです。ミュージシャンにとってただでさえ演奏する機会が失われている時代なのですから。
そしてTHE SOLAR BUDOKANを守りたいのです。続けたいのです。ひいてはフェスという文化を守りたいのです

今年で2度目のON LINE THE SOLAR BUDOKAN。去年に比べて準備期間が少ないのは理由にはなりません。
私たちは去年より高いクオリティ、そして去年よりオモシロいものを目指します。
私は配信ライブが嫌いではありません。去年、竹原ピストルくんがMCで「遠くに住んでる寝たきりの友達も見れるんだよね。」と言っていたのを覚えています。
配信ライブには未開発の部分がまだまだたくさんあり、可能性がいっぱい残されているのです。
私たちはオーディエンスひっくるめ今、開拓者なのです。

そして今、私たち開拓者に突きつけられているのは「あなたにとって『幸せ』とは何なのか？」という問いなのです。
誰かに求められたり強要される『幸せ』ではありません。
マスクを取って大騒ぎすることでしょうか？
家で1人Uber eatsすることでしょうか？
トシローくんは「バンドやれることが『幸せ』だよ」と言ってました。
『幸せ』とは究極の個人的概念だかこそ巨大な普遍性を持っているのです。
「誰かの不幸せが私の幸せ」という考えでは負のスパイラルから抜け出せないのです。

人は触れ合って支え合って「幸せ」を求め続ける動物なのです。

気候変動のこと、原発のこと、もっとみんなで話し合いましょう。THE SOLAR BUDOKANはそれに相応しい場所です。
投票率を上げる為に何ができるのか、もっとアイデア出し合いましょう。
フェスはそういうことができるインフラなのです。
オンラインであってもそれは同じなのです。

私たちはベストを尽くして開催します。
去年高いクオリティを証明したTHE SOLAR BUDOKAN。
スタッフ、アーティストみんなギンギンに準備中です。
去年よりいいフェスにしたいのです。

みんなの協力が必要なのです！

THE SOLAR BUDOKAN主宰　佐藤タイジ